茨城県龍ヶ崎市にある関東以北最古の塔を観に來迎院『多宝塔』に行ってみた
茨城県龍ヶ崎市には関東以北で最も古い塔があるのを御存じでしょうか??
タイトルとサムネイル画像で既にネタバレしておりますが、本日は龍ヶ崎市の箱根山という山号をもつ天台宗の寺院「來迎院」の『多宝塔』を観にやってきました。
來迎院は凄く古い塔のある寺院だけど、茨城観光でもメジャーな方じゃなく完全にローカルな場所で、茨城人でも知る人ぞ知る寺院だよ。
僕はこういった地元にひっそりとあるが、古い歴史のあるものを巡る事が好きなので、今日は少々テンションが上がっております。
では、行き方、見所、歴史を順番にご案内したいと思います。
▼アクセス
來迎院へ公共交通機関で訪れる場合、関東鉄道竜ケ崎線の竜ケ崎駅下車徒歩約20分(1.5K)で行くことが出来ます。
でも、これだけ見て帰るという人も少ないと思うから、無料の駐車場もあるから車で行くことをおススメするよ!
上の写真をご覧の通り、入り口から本日のメインである『多宝塔』が見えていて、それだけじゃなく所狭しとお墓が建てられております。
住所:〒301-0004 茨城県龍ケ崎市馴馬町2362
境内は奥に山門が見え、手前に多宝塔があります。
▼多宝塔
関東以北に残る数少ない中世建てられたこの多宝塔は、国の需要文化財に指定されており、当地の守護で江戸崎城主であった土岐治英の援助で弘治二年(1556)に建立されたと云われております。
弘治二年というのは、信長を始めとする戦国武将達が最も活躍した時代で、美濃のマムシの異名を取った斎藤道三が息子の義龍に討ち取られた年だよ。
塔は精巧に作られており、背景がお墓という残念な点を除けば見応えが十分にありますね。
こういった仏塔には珍しく見ることは出来ないですが、初層には仏像が安置される須弥壇(しゅみだん)が設けられているそうです。
こういった仏塔のほとんどは、存在自体に意味があって内部は柱だけだから須弥壇があるのは珍しいね。
建立年を弘治二年と前述しましたが、他の同時代建築との比較から建立年を推定しており、本当にを弘治二年かどうかは分からないそうです。
ちなみにだけど、この塔自体が大日如来の本体とされていて、この建物の全貌を礼拝するだけでご利益があると云われているんだよ。
塔は凄くいい感じでしたが、残念なことに適当に付けたような造りの仁王門を抜け本堂に向かいます。
これだったら、造らなくても良かったよね・・・
そして、狭い境内を歩き本堂前にやってきました。
が・・・出落ちの多宝塔以外にはコレといって見どころは無いね。
▼さいごに
という事で、以上で茨城県龍ヶ崎市にある関東以北最古の塔を観に來迎院『多宝塔』のご案内となります。
この小さな塔一つを目的に訪れるには期待度への荷が重そうですが、付近には新田義貞のお墓等もあり、素敵なドライブをするにはもってこいの寺院でした。
皆も訪れてみては如何でしょうか。
ご精読ありがとうございました!!!
▼最寄りの宿
サンライズホテル
龍ヶ崎市の中心街に位置しており、東部及び北部地区・工業団地にアクセス抜群です
301-0012
茨城県龍ヶ崎市上町2911
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